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農林業

Agriculture and forestry

令和7年度全国林業経営推奨行事において「林野庁長官賞」を受賞されました!(R7.6.27)

2025年12月19日

 令和7年度6月27日に開催された、公益社団法人大日本山林会が主催する令和7年度全国林業経営推奨行事において、菊池市の武藤規尋(むとうのりひろ)さん(日生野区)が「林野庁長官賞」を受賞されました。


 全国林業経営推奨行事とは

 この全国林業経営推奨行事は、都道府県知事から推薦された優良林業経営体から特に優れたものを農林水産大臣賞、林野庁長官賞、大日本山林会会長賞として選定し、表彰等を行う行事です。

 東京都内で開催された表彰式では、秋篠宮文仁親王殿下から武藤さんへ称賛の言葉がおくられました。


 武藤さんの功績

 武藤さんは、昭和41年4月、高校卒業と同時に家業である農林業を継承し、地域農林業の発展に向けた自営業活動を開始され、ご自身の所有する人工林では、計画的な施業を実施してきた結果、展示林の様相を呈する美林となっており、クヌギ林では計画的に伐採・更新利用するなど一貫的な経営がなされ、ホダ場は雨天時においても作業に支障が出ないよう林内道が整備されているなど、他生産者の見本となっています。

 平成7年からは水源林業研究グループに所属しており、本グループでは台風19号(平成3年)によるこれまでにない森林被害を受けたことをきっかけに、平成14年から強風に強いスギ品種の「リュウノヒゲ」の発根率を向上させ、安定的な生産を行っています。

 また、その豊富な林業経験から、近隣の農林家に対して林業技術や造林補助制度の普及にも努められ、平成5年に地元菊池森林組合の理事として参画し、平成17年からは筆頭理事として3年間地域林業の核となる森林組合の経営に尽力し、地域森林の活用・保全にも貢献されています。

 武藤さんは、表敬訪問の中で「『木は3代』という。自身の管理してきた山林も祖父の代から受け継いできた。100年生のものもある。林業を始めた当初はほとんどが手作業だったが、その頃から比べると、今は機械化が進んでいるので楽になってきている。スギ・ヒノキはキレイに管理していけば手がかからなくなるが、クヌギは十数年で循環させないといけない。今後も計画的な施業を行い、健全な森林の育成と管理に努めたいと思う。」

と地域林業に対する思いを語られました。

 江頭市長は、これまでの取組みに対する称賛と、更なる活躍を期待して激励の言葉をおくられました。

  

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