令和6年度に熊本県で7件の刈払機による負傷事故が発生しております。
ほ場や樹園地の草刈り作業で刈払機を使用する際は、足元と周辺環境の確認、防護服の着用徹底、機械の取扱いに十分注意し、事故の防止に努めましょう。
令和6年度発生事故
- 田の畔草刈中に、刈刃が石にあたりチップが眼球に飛んで失明。
- 栗山の下草刈り作業中に、足元の草を刈る際、誤って右足親指の付け根を切傷。
- 栗園の下草刈り作業中に、木の枝に刈刃があたり、足首に飛んで負傷。
- 草刈り作業中に、足元が悪く滑って転倒。右肘から落ち、骨折。
- 草刈り後、刈払機のエンジンを切り車輌に積載作業中に、刃が完全に停止せず回転していたため、左手首に接触し裂傷。
刈払機事故の4つの特徴
斜面・法面での不安定な姿勢による事故
傾斜地・法面は滑りやすい
回転刃による事故(接触、飛散物)
キックバックや小石、チップの飛散
詰まりなどの除去時の事故
回転を止めず、草の詰まりを除こうとして
周辺環境に起因する事故
草むらの中に潜む杭や空き缶など
安全対策のポイント
- 傾斜面・法面に小段の設置
- スパイク靴の着用
- 防護具の着用を徹底
- 詰まり除去時や刈払機を置くときエンジン停止
- 草むらに潜む構造物(穴・溜桝)や切り株、大きな石、空き缶などを点検