1級市道古川伊倉線は、古川区から滝黒仁田区を経由し伊倉区までの区間を菊池川と並行している生活道路で、沿線には親水公園千畳河原などの景勝地のほか、グリーンツーリズムきらり水源村などの体験施設があり、多くの観光客が訪れています。
整備する前の道路は、幅員が3m程度と狭かったことから、古川区から伊倉区間3.2㎞の車道の幅を広げ、歩道を整備する工事を行ってきました。
平成25年度に古川区から黒仁田区までの1.6㎞区間の第1期工事が完了し、同年度から第2期工事として黒仁田区から伊倉区までの1.6㎞の工事に着手し、令和7年3月に伊倉区までの区間の工事が完成しました。
国道387号からのアクセスが容易になったことで利便性が向上し、災害時のう回路としての機能も果たします。
また、菊池渓谷と併せて周遊観光を行うことで、沿線地域の更なる活性化が見込まれます。
滝黒仁田区 川原田区長
道路が開通する前は、原細永区を経由して隈府まで行っていましたが、道路が狭く離合ができない区間があり、徐行しながら通っていました。
また、冬場の早朝に伊倉方面に通行する際は、路面が凍結して2台ほどスリップして谷側に転落した記憶があり、私自身も1度脱輪しました。
古川伊倉線が開通してからは、片側1車線の道路でスムーズに通行ができるようになったうえに凍結抑制の舗装も施工してあり、安心して道路を通ることができます。
また、防災ヘリやドクターヘリの離着陸場である重味緊急離着陸場(旧重味グラウンド)までのアクセスも良くなったことで救急などの場合も安心できます。
5月下旬から6月初旬には、川沿いにホタルが飛びますので、ホタルの鑑賞も楽しみです。