(プレスリリース)報告書刊行記念講演会「渋江公正(しぶえきみまさ)の学問と旧蔵書―「蔵書目記」の読解を中心に―」を開催します

報道資料

Press Materials

　菊池市では、平成24年度より熊本県立大学へ所蔵和漢籍の調査を依頼しています。令和５年度からは渋江家史料の研究を行い、令和６年度に報告書『渋江公正「蔵書目記」』を刊行しました。「蔵書目記」とは、菊池氏の顕彰や「菊池風土記」の執筆で著名な渋江公正（松石）の蔵書リストで、延べ約660点に及ぶ書名が確認できます。中には在華イエズス会士による漢訳洋書の名もみられ、貴重な本が菊池にまで伝わっていた事が分かりました。今回の講演会では、これまでの研究成果を皆様にご報告いたします。

日時

11月９日（日）　午後1時30分～３時（開場　午後1時）

場所

中央公民館　大研修室（菊池市隈府872番地）

講師

大島明秀（おおしまあきひで）

（熊本県立大学文学部日本語日本文学科教授）

1975 年大阪府生まれ。2008 年に九州大学大学院比較社会文化学府博士後期課程修了。同年、熊本県立大学文学部講師として教壇に立ち、准教授を経て、2022 年から現職。著書に『「鎖国」という言説』（ミネルヴァ書房、2009 年）、『蘭学の九州』（弦書房、2022 年）、人物叢書『志筑忠雄』（吉川弘文館、2025 年）など。