11月11日(月)に本市は台湾台南市東区と、学生の交流や特産品のマーケティングなどを行うことに同意し、友好交流協定を締結しました。
締結式は趙台南市副市長立ち合いの元、台南市東区役所で行われました。
締結の経緯
台南市議会議員と民間の方との交流がきっかけで台南市議会が菊池市と交流を進めることとなり、締結先となった台南市東区から友好交流の依頼がありました。
依頼を受け、令和6年9月に東区とオンラインでの意見交換会を開催、10月に黃東区長や台南市議会議員などの団体が菊池市を訪問し、市内の観光施設や白龍祭りの視察を行いました。また、その際に本市の議会や経済団体も参加しての意見交換会を行いました。
その後、11月10日~13日の日程で台南市東区を訪問して友好交流協定を締結しました。
台南市東区について
台南市東区は台南市の中で人口が3番目に多い区で台南の玄関口である台南駅があり、過去に日本皇族が宿泊したとされている建物を修復した「知事官邸生活館」や台南3大夜一の一つとされる「大東夜一」があります。
台南市は台湾の西南部に位置しており、台湾で最初に開発された都市で「台湾」という名の発祥地でもあります。
台湾の6つの直轄市のうちの一つで人口も多く、ハイテク企業や研究機関などが集積する台南サイエンスパークがある一方、 歴史が古く寺院や廟など史跡が多く点在し、農業も盛んで胡蝶蘭やマンゴーが有名です。亜熱帯モンスーン気候に属し、一年を通して暖かい地域です。
直轄市…人口が125万人以上かつ政治、経済、文化、都市圏の中心とされる地域
締結式の様子
締結式の会場である東区役所の玄関前では、太鼓や職員等の熱烈な歓迎により出迎えられました。「友好交流協定」の締結式は、台南市趙副市長の立会いのもと、友好交流協定締結書に黄区長と江頭市長が署名を行いました。台南市議会議員や台湾立法院立法委員(日本でいう国会議員)や東区役所職員、学校関係者及び経済団体等の60名と菊池市関係者15名の総勢75名で実施されました。
締結式後の意見交流会では、台湾東遠百貨店から、台湾で開催した日本の青森県弘前市や群馬県高崎市との物産イベント実績等のプレゼンがあり、烏普斯整合行銷有限公司(インターネットマーケティング関連企業)からは、離島である琉球島の観光振興に関するプレゼンがありました。本市からは、4物産館の特産品の加工品等のサンプルを持参して第三セクター連絡協議会からの商品紹介が行われました。