佐藤　紘一(さとう　こういち)さん(大塚)が５月19日付けで本市の友好都市である岩手県遠野市の「民話のふるさと遠野大使」に任命されました。九州で初めての任命です。

遠野市と本市は過去に菊池一族が居を構えたとされていることから繋がりがある友好都市で、遠野市民の約４分の１が菊池姓です。

遠野市は柳田國男の「遠野物語」の舞台になった都市で、カッパが住んでいたといわれるカッパ淵や当時の生活様式を再現した伝承園など、物語に登場するスポットが多数存在します。

また、ホップの栽培面積が日本一ということから、「ホップ収穫祭」というイベントが開かれたり、多数のクラフトビールが作られたりなど、ビールの里という一面もあります。

佐藤さんは平成23年に本市の事業で遠野市を訪問したことをきっかけに興味を持ち、同年に東日本大震災で遠野市が被災した際は多額の募金を集めました。

その後は、毎年お祭りに参加し、遠野市に興味がある人を募って一緒に観光に行く取り組みなどを行っています。

そういった活動が認められ「民話のふるさと遠野大使」に任命されました。佐藤さんは今回の任命を受けて「遠野に興味を持ってもらって、観光する人を増やしたい」と話しました。

 委嘱状を掲げる佐藤さん