平和な世の中に向けて

~紙芝居ボランティアの活動~

2025年10月20日

10月19日熊本市のパレア会議室で本校2年生5名がボランティアで紙芝居を行いました。この催しは、『平和ミュージアム設立推進梯久美子講演会&泗水中学校紙芝居』というタイトルで、くまもと戦争と平和のミュージアム設立準備会が主催されたイベントです。タイトルのとおり、梯さんの講演会と泗水中生の紙芝居がメインのイベントとなっています。

この泗水中の紙芝居は、令和2年の泗水中生が平和を祈り、菊池飛行場を未来に伝える会の方と共につくり上げたもので、1944年に陸軍航空通信学校菊池教育隊に16期生として入隊し、翌年の5月13・14日に、2度にわたる米軍機による空襲を経験された前田さん(故人)から直に話を聞いたものをまとめ紙芝居にしたものです。その後、別な方の証言をもとに、もう一作品作られています。今回は、令和2年の先輩方が作られた紙芝居「身代わりになった戦友」を披露しました。

当日は、ノンフィクション作家の梯久美子さんの講演のあと、泗水中生による紙芝居でしたので、梯さんにもご覧いただきました。また、スペシャルゲストとして、本紙芝居の話をしていただいた前田さんのお連れ合いさんもこられご覧いただきました。

紙芝居のあいだ、100名近い参加者の方々も真剣に聞き入り、いろいろな思いで聞かれていたようです。終了後、梯さんからは、「戦時中の悲惨さを伝える素晴らしい取組であり、是非続けてもらいたい。」前田さんからは「主人から聞いていた話を、このような形で後世に伝えてもらうことはとても意味ある事。頑張ってほしい。」というコメントをいただきました。

平和の大切さを伝えるこのような機会に参加させていただいたことに感謝するとともに、令和2年から続くこの取組を泗水中の伝統として継続させていきたいと思う一日でした。

ボランティアで紙芝居を続けてくれている、2年生の5人の皆さんありがとうございます。仲間を増やして、今後も継続していきましょう!

看板

発表してくれた5人紙芝居1紙芝居2前田さん梯さんと共に

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菊池市立泗水中学校

電話番号:0968-38-2450