学校ブログ
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ネット社会に生きる子ども達への健康教育の在り方について
記事登録日:2019年7月5日
菊池市内全校の小学生4年生〜中学校3年生を対象とし、
「ネットと健康に関するアンケート」というものを実施しました。
七城中学校の結果については以下の通りです。
ネットに接続できる機器(スマホ・タブレット・パソコン・各種ゲーム機器・音楽試聴機器等)の使用率は、菊池市の中学校と同等の使用率です。
本校の、ネットにつながる機器の平日の使用時間は、菊池市中学校全体と比べて、使用時間が長い生徒がかなり多いということが分かります。
本校のネットにつながる機器の休日の使用時間も、菊池市中学校全体と比べて、使用時間が長い生徒が多いことが分かりました。
ネットやスマホ・ゲームを始めると、なかなかやめられないと感じている生徒が一番多いようです。
寝るのが遅くなる理由として一番多かったのは、ネットや動画でした。
平日の使用時間と朝の目覚めについての相関(菊池市中学校全体)
平日の使用時間と体調不良についての相関(菊池市中学校全体)
平日の使用時間と体調不良(目の疲れ)についての相関(菊池市中学校全体)
平日のネット使用時間と体調不良(頭痛)についての相関(菊池市中学校全体)
平日のネット使用時間と体調不良(首の痛み)についての相関(菊池市中学校全体)
平日のネット使用時間と体調不良(吐き気)についての相関(菊池市中学校全体)
平日のネット使用時間と心の調子(集中できるか)についての相関(菊池市中学校全体)
平日の使用時間と心の調子(イライラ感)についての相関(菊池市中学校全体)
菊池市の中学生の実態として、ネットやスマホ・ゲームの使用時間が長ければ長くなるほど、身体や心の不調につながっていることが、平成30年度実施の「ネットと健康に関するアンケート」で明らかになりました。
ネット依存予防に向けて(七城中学校からの提案)
1.親子で長時間の使用が与える影響について、話し合ってみましょう。
【長時間の使用の影響】
1.麻薬やギャンブルのように依存性があって、やめられなくなる危険性がある。
2.感情をコントロールできず、怒りっぽくなったり、すぐに切れるようになる。
3.注意力や根気がなくなり、ネットやゲームのこと以外に関心が無くなる。
4.熱中しすぎて不登校になったり、学校や仕事を辞めてしまう人がいる。
5.ネット映像やゲームの世界の攻撃性や恐怖の体験で脳が鈍感になり、現実の世界で人を傷つけたりすることへの感覚が下がっていく。
2.保護者として気をつけてほしいことは。
1.一貫した方針を持ち、きちんと子どもに問題点を説明してください。
2.愛情不足や手間をかけてやれない穴埋めとして買い与えないでください。
3.親の期待通りに勉強や習い事をしている褒美として、与えないでください。
4.子どもの部屋にテレビ・ゲーム・スマホ・タブレット・パソコン類を置かないでください。
5.何かにつまづいて自信を失った時の慰めとして与えないでください。
6.物やお金を与えるのは控えて、愛情や関心をたっぷり示してください。
3.自分で気をつけること。
1.長時間の使用が与える影響について理解しましょう。
2.自分の使用時間を少しずつ減らしていきましょう。
3.いまのネットつながりの友人関係が望ましいものでないと思ったら、そこから離れていく努力も必要です。
4.将来のことを考えましょう。(このままこれを続けていったら、次のテストは?高校受験は?部活動での成績は?どうなってしまうんだろう)
5.孤独に打ち勝てる強さを身につけていきましょう。
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