2月28日(月)、昨年度に引き続き、3年生を対象として「少林寺拳法」の武道授業を行いました。熊本県での取り組みは、まだ菊池北中学校だけとのこと。今回は社会科のM先生に国語科のU先生、そして、熊本県少林寺拳法連盟から3名の先生方に来ていただいて、一緒に指導していただきました。
基本的な作法の確認を行い、本年度は受け身の練習を取り入れました。これは、今年度の3年生は転んでけがをした生徒が多かったという点を考慮してのことだそうです。その後、タオルを使ってのゲーム感覚での突き、そして、的を使って正しく蹴る練習を行っていました。
楽しそうに、力の入れ具合など、確認ができたようです。
次は実際に、少林寺拳法の技をやってみます。「こんな時、どのように対応する?」という掛け声のもと、正面から突きがきたら…
内受突という技だそうです。なかなかの身のこなし方になっているのではないでしょうか。
これは上受けという受け方だそうで、相手が上からこぶし等を振り上げてきた場合の避け方になります。これに突きの反撃を加えることで、上受突、蹴りの反撃を加えると上受蹴となります。
この後、手首を握られた場合の対処法を考えました。引っ張り合いだと強い方が勝つ。ではどうしたらいいのか?
そこで教わったのが「鈎手守法」という守りです。手を張り、脇を締め、少し相手の手にかぶせる形を取るだけで、引っ張り合わなくとも簡単に態勢を守る方法を学びました。この後、手をまわして抜く小手抜という抜き技を習いました。
最後に、少林寺拳法の教えにある「組手主体」という言葉をM先生は話されました。それは武道の本質でもあり、武道は必ず二人一組で修練をする。だからこそ相手を大事にし、お互いに励まし合って上達することが大事であるとのことでした。相手に勝つ、負けるではなく、「どんなことがあっても負けない」人間をつくることが大事であると先生方はおっしゃっていました。それは自分自身に対しても…
今回、少林寺拳法の授業で学んだ教えは、今後の生活や人生の中できっと役に立つものになったのではないかと感じました。