プラチナ未来人財育成塾の参加報告について
未来のリーダーを育成することを目的として開催されてる「プラチナ未来人財育成塾」に毎年各中学校から生徒を派遣しています。広報きくち11月〜3月号で参加した生徒の報告書を紹介します。
プラッとチラッと 熊本から 菊池市立泗水中学校 二年 梶原 煌大
私は、オンライン授業で3日間、研修で4日間という期間で、今の日本の現状とこれからの日本の未来について学びました。様々なお話を聞く中で、先生方に共通していたことは「我々から行動する」ということでした。その中でも、小宮山 宏先生の飽和、菊池 康紀先生の視野、佐藤 真久先生の横とのつながり、村山 斉先生のみんな違っていいという言葉が印象深かったです。
小宮山先生は、日本の環境、資源が一定の飽和状態にあるため、今の日本の資源を再利用することで「飽和」が保たれ、2050年までに資源国家へと結びつくと話されました。「一定の飽和状態」を維持するとはどういう意味なのか考えました。紙パックを古紙に利用することやペットボトルをリサイクルして洋服にすることなどが、「飽和」の意味だと考えます。
菊池先生は、現在の日本で課題となっている事柄の関係性を最初から信じるのではなく、疑ってみることで、そこだけの課題ではなく、別の視点からの課題も見え隠れしていることがわかる。と話されました。この話を聞いたときに、世の中には環境問題、食品ロスなどの課題がありますが、この課題は、問題視される部分の他にも、違う視点からの関係も多く関わっているのではないかと感じました。
佐藤先生は、日本の問題は我が国だけの問題ではなく、世界の問題の一つでもあると言われていました。また「環境を変えるのは社会であって、変わるのは我々である」という言葉が、私の胸に深く突き刺さりました。SDGsについても、解決のために2030年までに達成するのではなく、未来の我々の環境のために、全ての人が同じ課題に取り組むことで繋がり、解決していくことが、持続可能な社会を生み出すのだと学びました。
村山先生は、自分が得意とする分野を生かしていくことで、将来の自分の生き方に繋がっていくと言われました。外国で生活された先生が日本へ戻って最初に感じたことが、文化の違いだったそうです。例えば、外国で長く生活したことで英語力がつき、先生よりも発音が上手かったため、日本でも英語の授業では、発表を飛ばされ、嫌な思いをしたことがあるそうです。その時に、日本はなんて住みにくい環境なのだと思ったと話されていました。顔も違えば考えも違う。みんな違っていい。一人一人の個性が生かされた社会が、これからの未来の日本にふさわしいのだと、話を聞く中で思いました。
地球に人間が存在する限り、様々な課題が永遠にあります。戦後77年高度経済成長により、日本は外国の支援と共に素晴らしい国を築き上げてきました。長い年月をかけて、これまでの日本国を造り上げて下さった方々に感謝して生活していきたいと思います。
そして、次世代を担う私達が「暮らしやすい」「住みやすい」と言えるまちづくりを実現するために、人と人との交流を大切にし、様々な意見を聞き、感じ、そして学び、そこから私達が行動に移せるよう前進していきたいです。
プラチナ未来人財育成塾に参加した私は思いました。考えを秘めているだけではいけない、思っているだけではいけない、人任せにしてはいけない。全ては未来の日本のために、自ら行動すべきだということを。
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