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市長メッセージ

Message from the Mayor

平成27年9月 vol.18 神様になった警察官

2015年09月01日

 泗水町出身の増田敬太郎という人物がおられます。明治28年、コレラの蔓延した佐賀県高串地区(現在、唐津市)に巡査として赴任を命ぜられます。感染を恐れて地元民が誰も寄りつかぬ中、彼は3日間不眠不休で患者を看病し、遺体を一人で担ぎ出し埋葬します。4日目には疲労困憊で倒れ、「コレラは私が背負って逝く」との言葉と共に帰らぬ人となりますが、このおかげで村のコレラは終焉します。村人は巡査の崇高な自己犠牲の精神に感動して、村一番の高台に増田神社を建立。他に例のない「警神」として今もなお崇拝を続けています。毎年7月の例大祭では、増田巡査をかたどった人形の山車が練り歩き、佐賀県警も新人警察官を送り込み研修の場としています。

 増田巡査は25歳の短い生涯でしたが、死後121年経った今もなお、人々の心の中に大きな存在として生き続け、同時に泗水町の名前も深く刻み込まれています。

 全体の幸福のために自分の命を捧げたこの物語は、テレビドラマにもなりました。このような素晴らしい先人がおられたことは、私たちにとっても誇らしい限りです。一人でも多くの菊池市民にそのことを知っていただければ幸いです。

増田神社の写真1枚目

 


 

増田神社の写真2枚目

 


 

増田神社の写真3枚目

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