資源ごみという言葉があるように、私たちの周りにあるものが無用のごみとなるか資源となるかは私たちの見方・知恵次第です。少子高齢化・人口減少など厳しい環境が続く一方で、人々の価値観が多様化して、都市部では自然や健康を重視し、田園生活を志向する動きも強まっています。私たちにとってありふれた菊池の自然は今や宝の山。掘り出し方と磨き方次第です。

これからは地域の特性を生かし、地域自らが考え行動することが必要です。国もこうした自助努力を後押しする考えです。そのためには、官民一体となってさまざまな立場の人々が知恵を結集しなければなりません。

そのための合言葉として、私は「三つのつ」を提唱しています。最初の「つ」は「つどう」。多くの異なる立場の人が集えば、一人では気付かない新しい発見や知恵が生まれます。二番目は「つなげる」。田舎と都市を、農業と観光を、地方と企業を、人と人を。さまざまなものをつなげることで、新しい価値や商品が生まれます。特に通信技術の革新で、幅広いネットワーク化が可能になりました。そして最後は「つづける」。継続は力なり。簡単なことほど難しいものです。

市民劇