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市長メッセージ

Message from the Mayor

新年のごあいさつ2019

2019年01月01日

「健康づくり」で人もまちも笑顔に

新年明けましておめでとうございます。今年は平成元号最後の大きな節目の年となります。市民の皆さまにおかれましては、例年とは違った感慨で新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

昨年は一年を表す漢字に「災」の字が選ばれるほど、全国各地で台風や大地震などが相次ぎ大きな自然災害に見舞われました。幸い、本市においては大きな被害はありませんでしたが、従来の知見では予測しがたい異常気象が続き、備えの重要性を更に痛感した一年でした。

そうした中でも、本市は熊本地震からの復旧を着実に進めてまいりました。特に、菊池渓谷が2年ぶりに再開できたのはうれしく明るいニュースでした。工事関係者のご尽力にお礼申し上げますとともに、市民の皆さまのご理解とご協力に心から敬意を表し、感謝申し上げます。

こうした復興へと進むエネルギーが、大きな発信につながった年でもありました。年初には菊池白龍が、東京ドームで開催されたふるさと祭りにおいて、青森ねぶた・よさこい祭りなどと並んで演舞を披露し、大喝采を浴びました。また、秋には大手週刊誌で『食の楽園・菊池』と題した大特集が組まれ、本市の食の魅力が紹介されたことはうれしい驚きでした。

今年は、本市にとっていくつかの重要な区切りを迎えます。一つは、市庁舎建設事業が駐車場や外構などの整備をもって全て完了します。また、市民広場の整備も春には完成の予定で、市民や観光客の皆さまの交流と賑わいの拠点となることを期待しています。特に本年は菊池武光公生誕700周年。広場の活用とともに九州内の関係自治体と連携し、菊池一族ゆかりの史跡や文物・伝統行事などをつなぐ広域の歴史街道作りに着手します。その他、数年来の懸案だった旧迫水小学校跡も民間への売却が完了し、今後新たな観光牧場を目指して整備が進む予定です。また、菊池渓谷の入口にある渓谷館の建て直しや遊歩道の本格的な整備を始め、さらなる魅力化を進めてまいります。

こうした取り組みは全て「菊池ファン」や「関係人口」を増やすことで、収入増につなげ経済を活性化して市政発展の原動力とするためです。国際的なスポーツ大会が集中する本年は大きなチャンスです。一方行財政改革面では、情報通信機器の活用による市業務の効率化を進めるほか、合併の狙いの一つである公共施設や補助金の見直しを引き続き進めてまいります。幸い、本市財政の現状は比較的健康体ですが、公共施設などは少しメタボの状態です。少子高齢化の進展を見据え、今のうちに筋肉質な財務体質に変えていくことは、未来の世代に対する私たちの責務と考えます。皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。また本年も引き続き、市民の「健康づくり」を積極的に進めて参ります。

本年が皆さまにとって、心身ともに健やかで、笑顔と幸せにあふれた年となりますよう心からお祈り申し上げ、年頭のごあいさつとさせていただきます。

平成31年(2019年)元旦 

菊池市長 江頭 実

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