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市長メッセージ

Message from the Mayor

平成31年1月 vol.57 人財という宝

2018年12月27日

平成最後の年を迎えましたが、年号が変わっても日本全体の人口減少と少子高齢化の流れは変わらず、地方創生への取り組みは今後ますます重要になります。「地方創生」とは、地域特有の資源を生かし、知恵を結集して自立自走型の経済基盤を築き、永続性のある地域発展を目指すものです。

本市の資源といえば、水・温泉・食、そして歴史文化。それぞれ一級品のレベルですが、必ずしも十分に活用しきれていません。いわば足元に眠る宝物。これらをどう磨き上げて、経済につなげていくかが重要です。教育・福祉・文化など暮らしの課題は山積みですが、何をするにも経済的な基盤が不可欠だからです。

しかし、何の課題であれ、それを解決するのは人の知恵と意思。人財こそが最大の地域資源と言えます。行政・議会のみならず、産業界や市民まで地域一体となってどう人財力を結集するか。そして将来の人財をどう育成するか。このことが地方創生の一番の鍵です。

熊本地震で地域の絆や支え合いの大切さを痛感したように、各人が人任せではなく「できるしこ」の精神で協力し合えば、必ずや知恵や力が生まれます。そうした努力が花開くのは私たちの子や孫の世代かもしれません。しかし、今の暮らしも、先祖や先人の努力の積み重ねのおかげに他なりません。「この素晴らしいふるさとを少しでも良い形で次世代に渡したい。」この素朴な思いに常に立ち返り、未来志向で今年も頑張りましょう。

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