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市長メッセージ

Message from the Mayor

新年のごあいさつ

2015年01月01日

誰もが住みたくなる「安心・安全の癒しの里」実現へ向けて

新年明けましておめでとうございます。

市民の皆さまにおかれましては、輝かしい新春をお迎えのこととお慶(よろこ)び申し上げます。

昨年は広島での異常豪雨や御岳山の噴火などにより多くの人命が失われるなど、予測のつかない自然の猛威を見せつけられた年でした。また経済面では、期待されたアベノミクス効果も消費税増税の影響から失速し、地方では好転の兆しの見えない一年でした。

そのような中、本市では全国桜シンポジウム、全国栗研究大会、日本名湯百選シンポジウムと全国規模の大会が相次ぎ、全国テレビで紹介される機会も急増するなど、大いに菊池の良さを全国に発信した一年でした。

また、菊池川沿いに桜並木を海までつなぐ日本一の桜の里プロジェクトがスタートしたほか、インターネットショップ「菊池まるごと市場」の開設、竜門ダム・菊池神社でのデジタル映像ライブや、菊池一族シンポジウムの開催など、新しい活性化の試みに挑戦した年でもありました。

何よりもうれしいのは、市民参画により大きな成果が上がった一年であったことです。竜門ダムからのそうめん流しは、高校生の小さなアイデアがやがて菊池市民を巻き込み、大きな波となって、まさかの世界記録へとつながりました。国際交流映画祭も実行委員会の情熱が行定勲(ゆき さだ いさお)監督の心を動かし、深夜まで多くの若者でにぎわう大成功となりました。そして、初の市民劇「蘇れ菊池のこころ」は、市民による手作りの劇として、観る側にも演じる側にも大きな勇気と感動を生み出しました。

これら3つのプロジェクトの成功に共通するのは、まさに市民の参画と連帯、つまり市民力です。市民レベルでのさまざまな新しい挑戦が始まり、それが新たな化学反応を引き起こし、そこから市民力という新しいエネルギーが生まれてきている気がします。

少子高齢化・人口減少の流れが続く中、地方にとって厳しい時代を迎えていますが、この市民力こそがこれからの生き残りの鍵です。菊池市にある恵まれた自然の宝をどう生かすかは私たち次第。しかもその努力の結果が影響するのは次の世代です。合併10周年を迎える今、反省や教訓を前向きのエネルギーに変えて、全員で知恵と汗をしぼり、誰もが住みたくなる“安心・安全の癒しの里”実現へ向けて、自信と誇りを持って市民力を結集しましょう! 次の10年のために、次の世代のために。

 健康で笑顔と幸せに満ちた明るい年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。

 平成27年 元旦 菊池市長 江頭 実

年頭に当たり、議会を代表して謹んで新年のごあいさつを申し上げます。

市民の皆さまにおかれましては、輝かしい新年をお迎えのことと心からお慶(よろこ)び申し上げます。合わせて平素から、議会に対しまして多くのご支援とご協力をいただき、改めて深く感謝申し上げます。

昨年は、国の経済対策などにより、輸出関連の企業を中心に景気も一部上向き、株価も1万8千円を超えるまでになりました。しかしながら、燃油、物価の高騰などにより、地方ではまだまだ経済の低迷からの脱却という実感はありませんでした。

特に、本市の基幹産業である農林畜産業をはじめ、商工業・観光業などは依然として厳しい現状です。加えて今年から、合併後10年の地方交付税の特例措置もなくなり、交付税も徐々に削減されます。自主財源が乏しい本市にとってますます厳しい行財政運営が予想されます。

このような大変厳しい時代に、議員は市民の皆さまの代表であるという認識をこれまで以上に持ち、さまざまな課題に議会一丸となって取り組まなければなりません。

昨年は、本市が取り組んでいる行財政健全化の中で、議員定数も3人削減し、20人でスタートしました。国、県に対して地域の問題解消に向けた意見書を提出し、陳情・要望活動を続けるなど議会の役割を果たしてきました。また、それぞれの議員活動とは別に、議員全員で2回目の議会報告会を行いました。厳しいご指摘やお叱りと共に、一方では私どもの取り組む姿勢にエールを送っていただき、議員としての覚悟を新たにしたところです。

この春で合併10周年を迎えます。生みの苦しみと一言で片付けられないような紆余曲折を経て、庁舎の整備、リニューアル工事が始まります。また新たに、市の総合計画、行政改革大綱も示されます。議会は是々非々の立場でこれら市政運営について指摘や提言を行い、特に合併特例債の活用など時間の縛りとの競争ともなり、時間のなさを理由に未熟な審議とならないよう心掛けたいと思います。

利益の配分から負担の分かち合いの時代へ移る中、さらに信頼される議会を目指し、全ての市民の皆さまが日々の生活の中で一筋の光を見出すことができるように、今年も精一杯議会活動、議会運営に努めてまいります。

市民の皆さまのなお一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、この1年が皆さまにとって幸多い1年でありますようにご祈念申し上げ、年頭のごあいさつといたします。

 平成27年 元旦 菊池市議会議長 森 清孝

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