令和4年度 成人用肺炎球菌感染症予防接種について
令和4年度 成人用肺炎球菌感染症予防接種について
肺炎はわが国の死亡原因の第5位であり、死亡者の95%以上が65歳以上の方です。肺炎で一番多い病原菌は肺炎球菌です。肺炎球菌は主に気道の分泌物に含まれる細菌で、唾液などを通じて飛沫感染し、気管支炎や肺炎、敗血症などの重い合併症を引き起こすことがあります。
肺炎球菌ワクチンを接種しておくと、肺炎の予防や肺炎にかかっても軽い症状で済む効果が期待されます。
この予防接種は、個人の発病・重症化予防を目的としているため、自らの意思と責任で接種を希望する場合にのみ接種されてください。
○接種券の送付時期
令和4年8月上旬
○接種期限
令和5年3月31日まで
※この期間に接種できなかった場合、その後の接種は任意接種扱い(全額自己負担)となります。
○自己負担額
3,200円(市負担額5,561円)
※生活保護受給者は無料です。生活支援課または各支所で「生活保護受給証明書」を発行しますので、受診の際は必ず持参してください。
○持参するもの
- 接種券(8月に対象者へ送付しています)
- 健康保険証や免許証など(菊池市に住所があることを確認できるもの)
※予診票は市役所健康推進課、委託医療機関にあります。
○令和4年度の接種対象者
令和4年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方が対象となります。
【対象者1】令和4年度に次の年齢となる方
年齢 | 対象生年月日 |
65歳 | 昭和32年4月2日生〜昭和33年4月1日生の方 |
70歳 | 昭和27年4月2日生〜昭和28年4月1日生の方 |
75歳 | 昭和22年4月2日生〜昭和23年4月1日生の方 |
80歳 | 昭和17年4月2日生〜昭和18年4月1日生の方 |
85歳 | 昭和12年4月2日生〜昭和13年4月1日生の方 |
90歳 | 昭和7年4月2日生〜昭和8年4月1日生の方 |
95歳 | 昭和2年4月2日生〜昭和3年4月1日生の方 |
100歳 | 大正11年4月2日生〜大正12年4月1日生の方 |
【対象者2】60歳以上65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有する方
個別での通知を受け取られた方であっても、過去に23価成人用肺炎球菌ワクチンの接種を1回でも受けたことがある方は、定期接種の接種対象外となります。
○接種回数
1回(定期接種は生涯を通じて1回のみです)
○接種場所
菊池市の委託医療機関等
(別紙「委託医療機関一覧表(菊池市内分)」(EXCEL 約33KB)参照)
○成人用肺炎球菌予防接種の注意事項
【接種が不適当な方】次のいずれかに該当すると認められる場合には、接種を行ってはいけません。
- 明らかな発熱を呈している方
- 放射線、免疫抑制剤等で治療中の方(免疫抑制剤による治療を受けられる方は、少なくとも14日以上前までに接種を行ってください。)
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
- 本剤の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな方
- 上記に掲げる方のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある方
【接種要注意者】
健康状態及び体質を勘案し、次のいずれかに該当すると認められる場合には、注意して接種しなければいけません。
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患及び発育障害等の基礎疾患を有することが明らかな方
- 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた方及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある方
- 過去にけいれんの既往のある方
- 過去に免疫不全の診断がなされている方及び近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
- 本剤の成分に対してアレルギーを呈するおそれのある方
- 過去に23価成人用肺炎球菌ワクチンを接種されたことのある方(過去5年以内に肺炎球菌ワクチンを接種されたことのある方は、本剤の接種により注射した部位が硬くなる、痛む、赤くなるなどの症状が強く出ることがあります。)
※次回、任意接種(全額自己負担にて接種)される方は、接種間隔にご注意ください。
【接種後の注意】
接種当日は激しい運動を避けてください。
(接種当日の入浴は差し支えありません。ただし、注射したところをこすらないでください。)
【副反応について】
接種後に発熱したり、接種した部位が腫れたり、赤くなったりすることがありますが、一般的にその症状は軽く、通常、数日中に消失します。
接種後は自らの健康管理に注意し、もし高熱や体調の変化、その他局所の異常反応に気づいた場合は、ただちに医師の診察を受けてください。
【その他】
新型コロナワクチンとの接種間隔は、2週間以上空けてください。
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