子宮頸がん予防ワクチン接種について(積極的な勧奨を控えています)
平成25年6月14日に開催されました厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会において定期接種である子宮頸がん予防ワクチン接種(中学1年生から高校1年生の女子を対象)について審議され、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛がワクチン接種後に特異的に見られたことから、副反応の発生頻度等がより明らかになり、適切な情報提供ができるまでの間、ワクチン接種を積極的にお勧めしないこととなりました。現在も引き続き、ワクチンの積極的な接種勧奨は差し控えております。
但し、定期接種の中止ではない為、接種を希望される方は、下記リーフレットを参考に接種にあたっての有効性と安全性等について十分理解したうえで接種してください。
リーフレット
子宮頸がん予防ワクチン接種を受ける皆さまへ(平成25年6月版)(PDF 約1MB)
子宮頸がんとは?
子宮頸がんは子宮の入り口にできるがんです。20代から30代の若い女性で急増しています。
子宮頸がんの原因はヒトパピローマウイルス(HPV)の感染です。HPVは100種類以上ありますが、このうち子宮頸がんを引き起こす発がん性HPVは15種類ほどです。発がん性HPVのうちHPV16型と18型は主要な原因であり、日本人では子宮頸がんの約70〜80%から見つかっています。
子宮頸がん予防ワクチンの種類と効果、受け方
このワクチンを3回接種することで、HPVの感染から長期にわたって身体を守ることが可能です。子宮頸がんの約70%を予防できるといわれています。
今、国内で使用されているワクチンには、サーバリックスとガーダシルの2種類があります。接種希望者は2種のうちどちらか一方を選択することとなります。
1.対象
中学1年生〜高校1年生の女子
※菊池市に住民登録がある人
2.接種場所
菊池市の委託した医療機関
医療機関一覧は以下のPDFファイルをご覧ください。
3.接種期間
平成26年4月1日〜平成27年3月31日
4.接種料金
無料
5.持っていく物
- 予診票
(予診票が必要な方は、市役所健康推進課、各総合支所総務民生課に母子健康手帳を持参の上おいで下さい。) - 母子健康手帳
(接種にあたっては、原則保護者同伴です。同伴できない場合は「保護者が同伴できない場合の同意書」を記入し、予診票と一緒に医療機関に提出ください。「同意書」は、市役所健康推進課、各総合支所総務民生課にあります。) - 健康保険証(本人確認のため)
6.受け方(標準的スケジュール)
【サーバリックス】2価ワクチン
発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)のうちHPV16型と18型ワクチン
※初回から1か月後に2回目、それから5か月後に3回目を受ける
【ガーダシル】4価ワクチン
発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)のうちHPV16型と18型ワクチンと尖圭コンジローマ予防ワクチン
※初回から2カ月後に2回目、それから4か月後に3回目を受ける
※ やむを得ず規定の接種間隔で接種できない場合は、市健康推進課までご相談下さい。
大切なこと
その他の発がん性HPVが引き起こす子宮頸がんは、検診を受けて早期発見することが大切です。また子宮頸がん予防ワクチンは、すでに感染しているHPVを排除したり、前がん病変やがん細胞を消滅させる効果はありません。ワクチンを受けても、20歳になったら最低2年に1回は子宮がん検診を受けましょう。
問い合わせ先
菊池市役所健康推進課健康推進係
電話:0968-25-7219
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