PCB含有機器等の掘り起こし調査及び適正処理について
ポリ塩化ビフェニル(PCB)は、熱に安定で、電気絶縁性が高いなどの特性から、電気機器用の絶縁油としてトランス、コンデンサや安定器など、昭和30年代以降、幅広い用途に使用されてきました。
しかし、カネミ油症事件を契機として昭和49年に製造禁止となり、機器を使用していた事業者のもとで長く保管しなければならない状況でありました。
それにより、高濃度PCB廃棄物については、中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)が全国5箇所にPCB廃棄物処理施設を整備し、広域的に処理事業を行うことになり、低濃度PCB廃棄物については、廃棄物処理法に基づく無害化処理認定施設等において処理が行われています。
国のPCB廃棄物処理基本計画では、熊本県域のPCBを含有する高濃度の安定器等については平成32年度まで、低濃度含有機器については平成38年度までに処理を完了する方針が示されています。
なお、近年では、製造過程においてPCBを使用していないとされる昭和50年以降に製造された電気機器に、微量(数mg/kg〜数十mg/kg)のPCBが混入していた事案が判明しています。このような電気機器は、機器中の絶縁油の濃度分析を行い、分析結果により低濃度PCB廃棄物又は産業廃棄物として処理していただくこととなります。なお、当該機器等が発見された場合は管轄保健所に届出を行い、期限までに処理していただきますようお願いします。
☆注意:処理期限を過ぎると、PCB廃棄物の処理はできなくなるので、必ず期間内に処理を行ってください!
熊本県ポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物等の処理のページリンク
http://www.pref.kumamoto.jp/kiji_648.html
お問合わせ先
菊池保健所衛生環境課環境係
電話番号:0968-25-4135
追加情報
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