今回から7回にわたり、武光の生涯を追っていきます。第1回は大まかな人物像についてご紹介します。
1319(元応元)年、武光は12代武時の庶子(側室の子)として生まれました。16人の兄弟とともに成長し…
1348(正平3)年、当主となった武光は、後醍醐天皇の皇子である征西将軍懐良親王を菊池に迎えます…
1352年、中央における北朝方の内紛に決着がつくと、九州の三すくみ状態も解消されました…
征西府(せいせいふ)の九州制覇を受けて吉野の朝廷も大いに沸き立ち、懐良親王が下向した…
懐良親王が派遣された当時、九州の南朝方はまとまった勢力とは言えませんでした。そこで…