第19代岩本神楽連継承式と150年祭が行われました
12月18日(日)、岩本区に所在する菅原神社にて、第19代岩本神楽連継承式と150年祭が行われました。
市指定無形民俗文化財の岩本神楽は、明治4年(1871年)に村民の幸福と豊かな生活を祈願するために始められたものです。この神楽を伝承するために、岩本区では100周年をむかえた昭和46年(1971年)に岩本神楽保存会を結成し、今日まで後継者養成、神楽奉納を行ってきました。
今回の継承式では、明治4年(1871年)の第1代より数えて19代目となる10名の方へ神楽の継承が行われました。
継承式に先立ち、夜間に行われた練習で18代目の指導により、全部で八段ある神楽を習得します。
継承式当日は雪の舞う寒い日でしたが、地元区の方だけでなく市外・県外からも観客が訪れ、19代目の舞を見守りました。
榊舞、米舞、剣舞が舞われたのち、18代目から19代目へ神楽の道具(剣・鈴・笛・太鼓の撥)が継承され、式の最後には神楽の最後の舞である、地固舞が披露されました。
榊舞
米舞
剣舞
地固舞
12月15日(木)には岩本区に所在する岩本巻天神の椋の木(市指定文化財[天然記念物])前にて、神楽が奉納されました。この椋の木に巻かれたしめ縄が早く腐った年は豊作との言い伝えがあります。