嫁とり祭り(12月18日)
令和4年12月18日(日)に、雪の降る冬空の下、市指定無形民俗文化財「嫁とり祭り」が稗方区の座元さんの家で行われました。
嫁とり祭りは、稗方菅原神社で五穀豊穣、縁結びなどを祈願した後、氏子の座元宅に場所を移して庭などにネコボクを敷いて周囲に幕をめぐらせた式場を作り、そこで仮の結婚式の盃事の作法を行う行事です。
神職によるお祓いと祝詞奏上の後に新郎役と新婦役が稚児のお酌取りで三三九度の盃を交わして仮の夫婦が誕生します。その後参加者(観覧者含む)全員に振舞われた甘酒で乾杯し、最後に神職が「この婚礼はあくまでもこのネコボクの上のことだけ」と告げられ、参加者からの大きな笑い声に包まれて終わります。
稚児役の奥村文志朗(おくむらぶんしろう)くんは「雪が美味しかった」、髙村美颯(たかむらみはや)さんは「初めてで緊張した」と話していました。