「社会を明るくする運動」では、犯罪や非行のない地域を目指し、一人一人が考え、参加するきっかけをつくることを目的に活動しています。
令和4年度の主な取り組み
(集会):令和4年7月2日(土)、青少年育成市民会議と共催で、社会を明るくする運動菊池市集会を菊池市文化会館大ホールにて3年ぶりに開催しました。
副会長による開会宣言後、内閣総理大臣および熊本県知事からのメッセージ伝達を推進委員の2名により行いました。
(作文募集):市民に対して、運動の理解と認識を広げることを目的として、市内の小中学生・高校生を対象に、犯罪や非行のない地域社会づくりや更生について考えたこと等をテーマとして募集。29作品の応募があり、最優秀賞2作品を決定しました。集会では最優秀賞を受賞した2名による作文発表および表彰が行われました。
市作文募集 最優秀賞:出口 玲(でぐち りょう)さん 泗水東小学校6年
木下 逢音(きのした あのん)さん 泗水中学校3年
(記念講演):NPO法人奄美青少年支援センターゆずり葉の郷の三浦 一広(みうら かずひろ)所長による記念講演では、「すべての子にチャンスを!」と題して、消防署勤務時代に関わった不良少年の更生をきっかけに、青少年支援に30年以上携わり、3万人の更生に携わってきた経験をもとに、すべての子にチャンスを与え、過去を許し、認め、褒め、励まし、感謝するということ、「排除する心ではなく慈愛の心」の大切さについてご講演いただきました。
参加者からは、「努力が報われる社会を作っていくことの大事さを痛感しました。」、「"排除の心ではなく慈愛の心で接する"、実践していきたいと思います。」等の感想がありました。
(のぼり旗の設置):各区の協力で、7月の強調月間中に設置。市役所や市内中学校では懸垂幕や横断幕を設置して、啓発活動に取り組みました。
(協力金):いただいた協力金は、令和4年11月末時点で〇〇円となり、集会をはじめとした各種事業に使わせていただきました。
犯罪や非行をした人を雇用し、立ち直りを助ける事業主。菊池市内の「協力雇用主」を募集しています。
協力雇用主とは、犯罪をした者等の自立及び社会復帰に協力することを目的として、犯罪をした者等を雇用し、又は雇用しようとする事業主の方々です。
犯罪や非行をした人たち(刑務所出所者等)は、再び菊池市に帰ってきます。これらの人たちが再犯や再非行に至らないためには、仕事に就き、職場に定着して、責任ある社会生活を送ることが重要です。
無職者の再犯率は、有職者の約3倍で、刑務所再入所者の7割は、再犯時に無職です。再犯や再非行を防止するためには、協力雇用主の方々の存在が不可欠です。
刑務所出所者等の円滑な社会復帰・職場定着のためには、事業主の方々との適切なマッチングが重要です。そのため、幅広い業種の事業主の方々の協力が必要となってきます。
(くりの実会)協力雇用主菊池支部 連絡先:090-6292-4457
菊池地区保護司会菊池分会長 森 隆博(もり たかひろ)
更生保護活動表彰(敬称略)
【春の藍綬褒章(らんじゅほうしょう)】:清水 昭榮(しみず しょうえい)
【全保連委員長表彰】:後藤 慶治郎(ごとう けいじろう)、米村 達郎(よねむら たつろう)
【九保連所長表彰】:伊藤 道俊(いとう みちとし)、高木 恵美(たかぎ えみ)
問い合わせ先
社会を明るくする運動菊池市推進委員会
電話番号:0968-25-7232(菊池市教育委員会生涯学習課内)
【協力】菊池地区保護司会菊池分会広報部