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プラチナ未来人材育成塾

Platinum Future Human Resource Development School

プラチナ未来人財育成塾の参加報告について

2023年01月01日

  未来のリーダーを育成することを目的として開催されてる「プラチナ未来人財育成塾」に毎年各中学校から生徒を派遣しています。広報きくち11月~3月号で参加した生徒の報告書を紹介します。



未来人財育成塾を通して

菊池市立七城中学校 三年 城 咲和奈 


 私は今回の未来人財育成塾に参加させていただきとても多くの経験をすることができました。いろいろな先生方の講義や同じ中学生との交流の中で多くのことを学びました。

 まず何事も知ることが大事だということです。今回、日本や世界で起きている様々な問題について学ぶことができましたが、どれも今の自分では解決できそうにないものばかりで、自分には何ができるのか分かりませんでした。ですが、講義をしてくださった先生の多くはまずは知ることが大事だとおっしゃっていました。今起きていることを知らなければ問題に向き合うこともできません。また、自分が日常生活で何気なくしている行動が、環境破壊につながっていることに気づくこともできないと思います。今起きていることを知り、自分の生活を見直すことが問題解決の一歩につながるということがよくわかりました。

 そして今回の講義の中で特に印象に残ったことが二つあります。一つ目は「レジ袋とマイバッグはどちらを使った方がCO2の排出量を減らすことができるか」という菊池康紀先生からの問いです。私は当然、マイバッグを使う方がCO2の排出量が少ないと思っていました。しかし、正解は「消費者の使い方によって変わってくる」というものでした。レジ袋をすぐに捨てるのではなくごみ袋として活用したり繰り返し使用したりすることでCO2の排出量は大きく変わることを知りました。二つ目は、佐藤真久先生の講義の中での「SDGsの目標一つ一つ別でみるのではなく、すべてつながっているものとして見ることが大切」という言葉です。例えば経済成長だけに力を入れていくと環境問題がますます悪化してしまうかもしれません。このようなことを防ぐためにも視野を広げて様々な問題に柔軟な対応をすることが大事だとわかりました。私はこの二つのことから自分の行動一つ一つに責任をもち、広い視野で正解のない問いを考え続けることが大事だと感じました。今回学んだことを学校のみんなに伝えたり、一つ一つの物の行方を理解し使い方を考えたりしていこうと思います。

 最後に、私は今回初めて東京に行って見るものすべてに刺激を受けました。満員電車に乗ったことやホテルの近くで見た東京スカイツリーなど熊本では見ることができないものを見ることができてとてもいい経験になりました。しかし1日目にモノレールから見た川がとても汚れていたことに衝撃を受けました。そこで改めて菊池市の自然の豊かさ、素晴らしさに気づくことができました。幼いころから遊んでいた川のきれいさや、蛇口から出る水がおいしいことが当たり前ではないことが改めてよく分かりました。これからは、もっといろいろな事に興味をもち、そこで得た知識や経験を活かして自分にできることから始めていこうと思います。今回、このような機会を設けてくださりありがとうございました。


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