緊急情報はありません

歯とお口の健康を守りましょう

2024年09月02日

 お口の健康が全身の健康と密接に関係していることをご存じですか?

 体に必要な栄養をとるためだけでなく、毎日を楽しく豊かに生きるためにも、歯とお口が健康であることはとても重要です。


歯とお口の大切な役割

・噛む・飲み込む・消化を助ける

・表情をつくる

・発音を助ける

・噛むことで脳を活性化させる

健康な体を保つ為には、噛める歯と口が必要です。

歯(臼歯)を1本失うと、噛む力は30~40%も低下するといわれています。

また1本でも歯が抜けたままにしていると左右のバランスが崩れるなど、あちこちに悪影響が出てきます。


歯を失う原因の第1位は歯周病

 歯周病は、歯に付着する歯垢(プラーク)にすみつく、「歯周病菌」の繁殖によって生じる感染症で、進行すると歯を支えている組織が徐々に破壊されます。歯そのものではなく、歯の周りの歯ぐきに炎症が起こります。この病気の怖いところは、初期段階では自覚症状があまりないところです。進行すると歯ぐきがはれて出血し、歯の根っこを支えるあごの骨が溶けて、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。また、歯が抜けるだけでなく、糖尿病、狭心症、心筋梗塞、早産・低体重児出産等、さまざまな全身疾患とも深い関係があり、決して放置してはいけない危険な病気の1つです。

 歯は健康のバロメーターです。いつまでも健康な日々を送れるように、歯周病予防に取り組みましょう。

歯周病対策

【家でできる予防(セルフケア)】

・生活習慣の改善

   禁煙・ストレスや歯ぎしり・食いしばりに気を付けましょう

   食事は規則正しく、よく噛みましょうフロス

・磨き残しのない歯みがき習慣

   歯垢がたまりやすい場所を重点的に磨きましょう

   鏡を見てチェックしましょう

   歯垢除去率は、歯ブラシのみ58%、歯ブラシ+フロス86%、歯ブラシ+歯間ブラシ96%です。

   フロスや歯間ブラシの活用をしましょう歯間ブラシ

【歯科医院での予防(プロケア)】 

 歯を守るためにできることは、毎日の歯磨きに加えて歯科医院を受診することです。受診して歯の今の状態を確認することが大切です。歯科医院では、歯磨きだけで落とせないような歯石もきれいにしてもらいましょう。

【歯周病度 チェックシート】チェックが1個でもあれば歯科医院へ

歯周病は自分で気づかないうちに進行してしまう病気です。

歯や歯ぐきの状態をきちんと把握しておきましょう。

 【チェックシート】

□口臭を指摘された、または自分で気になる

□朝起きたら口の中がネバネバする

□歯磨き後に、歯ブラシに血が付いたり、すすいだ水に血が混じることがある

□歯ぐきが赤く腫れてきた

□歯ぐきが下がり、歯が長くなった気がする

□歯ぐきを押すと血や膿が出る

□歯と歯の間に物が詰まりやすい

□歯が浮いたような気がする

□歯並びが変わった気がする

□歯が揺れている気がする


 

歯周疾患検診を受けませんか?

菊池市では、節目年齢の方(令和7年3月31日現在に40歳・50歳・60歳・70歳)に歯周疾患検診の助成を行っています。今年度まだ受診されていない方には、受診券を送付する予定です。この機会に検診を受診し、かかりつけ歯科医をつくって、歯をはじめとした全身の健康をたもちましょう。

(歯周疾患検診:歯周組織検査・結果説明・歯科保健指導

 ※歯石除去や治療、より精密な検査は検診の助成対象外です。別途料金がかかります。)

トップへ戻る