熊本地震で明け暮れた2016年の最後に明るいニュースです。12月上旬に本市で開催された「第18回米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」で、菊池米が2年連続の金賞を受賞し、日本一の栄誉に輝きました。

　ことしの応募数は前年より1割増の5671点と過去最高。金賞はこの中から15点のみの超難関です。

　菊池米は猛暑と天候不順で食味数値が低かったため、半ば諦めかけた頃に耳に飛び込んだ菊池の名前に、関係者の喜びと興奮は一気に大爆発!　受賞者の堀田さんの体が胴上げで何度も宙に舞いました。

　2年連続の金賞により「米どころ菊池」がしっかりと全国に定着しました。この金賞米は、本市のネットショップ「菊池まるごと市場」で1キロ2,200円の高単価で早速販売中。菊池全体のイメージも上がり、「もうかる農業」の土台の一つが固まりました。また全国から多数の宿泊客をお迎えし、温泉旅館街は遅くまで大にぎわい、観光面にも寄与しました。

　このように、過去3年間の取り組みで大きな成果に結びついたのは、生産者の皆さんとスタッフ他のご努力と、議会やJAさんなど全関係者のご協力のたまものです。地震を跳ね返す大きな自信となりました。